どんな都道府県にも、1つや2つはご当地ならではの土産物があるものですが、大阪の土産物はやっぱり面白いものが多いみたいです。
今回見つけたのは、大阪名物 くいだおれ太郎プリンというもの。
くいだおれ太郎って誰なんだというと、その昔、大阪ミナミの道頓堀には、くいだおれという大阪観光客向けな有名レストランがありまして、その店頭の看板キャラクターとして設置されていたのが、約150cmくらいの等身大の人形の名前です。
ちんどん屋を模した風貌と、吉本新喜劇のチャーリー浜さんによく似ているということからも、大阪では親しまれてきた人形のひとつで、いまでもほとんどの大阪人が知っているという知名度抜群のキャラクターなのです。
ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースや、不二家のペコちゃんみたいなものだと思ってもらえればよいかと。
そのくいだおれは、少し前に惜しまれながらも閉店しましたが、相変わらず根強い知名度を誇っているため、このようなキャラクター商品が誕生したようです。
ただ単に化粧箱だけがくいだおれ人形デザインなのかと思いきや、このプリン、なかなか凝っています。
くいだおれ太郎の頭には、トレードマークの三角帽子があるのですが、どうやら帽子がなくなってもたという設定らしく。
箱を開けてみると、3つ並んだプリンにそれぞれ布製の帽子がかぶせられてありまして、「ここやったんやー」というオチ。
無駄にしっかりと作りこまれています。
帽子をかぶせられたプリンを取り出してみると、こんな感じ。
カラメルソースと、ジャリジャリのカラメルクラッシュがそれぞれ別袋になって入っています。
実際に盛り付けてみるとこんな感じ。
カラメルソースだけをかけて食べてもよいし、クラッシュもかけて食べてもよいしということで、2パターンの味付けを楽しめます。
通常、この手のお土産物系のスイーツは、味は二の次ということが多いものですが、このプリンは意外とおいしくって、リピートも何度かしているくらいです。
どうやら、大阪おやつで人気の「堂島スウィーツ」とのコラボレーションとのことで、味もお墨付きみたいです。
ただ、問題はその値段。
いくらなのかというと、3個入りで1000円。
お土産物としてプレゼントする分には喜ばれそうですが、普通に味が気にいって購入する側からすると、その帽子いらんから安くしろよと言いたいところですが、この無駄な帽子が儲けにつながっていることを考えますと、さすが大阪の商魂を感じます。
味的にはとても美味しいですし、シャレとしても面白いお土産なので、大阪土産としてはなかなかいいチョイスなのではないかと思います。
近鉄難波駅の券売機コーナーの奥にあるコンビニでも販売されていますので、もし近鉄電車で名古屋や伊勢に帰る際は、おすすめですよ。