携帯キャリアが提供する3G回線よりも高速に通信ができることで人気があるUQ社のWimax。
スマートホンへの実装や、テレビCMなどでも見かけるようになって久しいため、「ワイマックス」という名前も割と普及が進んできていると思いますが、弱点はなんといっても対応エリアに偏りがあることです。
カバーされているエリアは広まりつつありますが、やはりカバーされているのは都心部が中心。
とはいえ、ワイマックスの魅力はカバー率ではなく、高速な通信速度なので、人が集中するエリアを中心に展開されているのは問題ないのですが、かなりの都心部であっても、建物の中や屋内、地下鉄などでは通信ができないことが多く、結局3G回線によるテザリングや、公衆無線LANのお世話にならなければならないことの多かったのです。(十分に対応しているエリアであっても、トイレの中ではつながらないなど、電波そのものが少し弱い印象もあります)
そんなワイマックスですが、先日、東京の都営地下鉄では駅構内やトンネル内であってもサービスが利用できるようになったとのニュースが発表されました。
今のところは東京だけのようですが、今後は中部地方や関西地方も続々と工事が予定されているようです。
高速な通信にもかかわらず、携帯電話会社が提供しているパケホーダイプランよりも割安なので、普及エリアがもっと広がれば、なお嬉しいのですが、まずはボトルネックとなっている都心部・市街地の死角がカバーされていけば、よりユーザーが増えてインフラも増強されていくかもしれません。
そういえば、PS Vitaの発売日に名古屋駅構内でwimaxの大々的なキャンペーンが行われていましたが、こうしたプロモーションも、対応エリアが増えてきたことのアピールだったのかもしれません。
ワイマックスをメインに使っているユーザーにはとても嬉しい動きですが、相変わらず高速道路や山間部での対応状況はまだまだなので、今後は地下鉄だけでなく、広く浅く全国的に対応エリアが増えてくれればなお嬉しいですね。