iphone5で旧型iphoneのUSBケーブルを使える変換コネクタ

Appleから発売されたiphone5。

iphone5のUSBケーブル

発売される2週間ほど前にiphone4Sを購入してしまったので、ちょっとしくじったかなと後悔しているのですが、Appleの旧来からのユーザーへの不義理に感じる点は、周辺機器の下位互換性をあまり気にしてくれないことでもあります。

そういえばアップルは、マッキントッシュの普及に大いに貢献したDTPの世界でも同じようなことがありました。当時はADBポートという端子があり、その端子にドングル(ハードウェアキー)接続することで起動を制御していたソフトがあるのですが、次期モデルからADBモデルがなくなることでひと騒ぎあったこともありました。

また、OSがバージョンアップされる際にフォントの仕様が変わることで、これまた印刷業界には激震が走ったこともありました。

今から10年ほど前の話ですが、日本の企業にはないバッサリ感は、今も昔も変わっていないのかもしれません。

今回発売となったiphone5も、長らくお馴染みだったDOCK形式のコネクタではなく、Apple Lightningという新しい規格になりました。

USBやFirewireのような汎用規格ではなく、独自の規格なので、いままでのものが流用できず、ほかのものも代用できません。

ソニーも同じような「独自規格による囲い込み」をよくやりますが、アップルはもっと独裁的でこうした「大幅な仕様変更」については賛否両論ですが、たしかに周辺機器をつくっているサードパーティにとっても特需となるものなので、経済全体が潤いというマクロ的な観点からみると、決して悪い話ではないのかもしれません(苦笑)

さて、iphone5の新しいコネクタに対応したUSBケーブルですが、Apple Lightning - USBケーブル MD818ZM/Aという純正のUSBケーブルが1200円。

既存のDOCK端子を変換してくれる純正アダプタが2673円と、それなら「新品のケーブル買ったほうが安いじゃん」と思えるようなプライス設定ですが、カーオーディオなど、Dock側の端子を使い続けなければならない機器をもっている場合は、やむを得ない選択肢となりそうです。

アンドロイドではおなじみのマイクロUSBのケーブルが100円ショップでもズラリと並んでいることを思うと、今すぐこの値段で買う気にはならないですが、当面は純正の変換コネクタでしのぐしかなさそうです。

なかなか痛い出費になりそうですが、アップルファンでいるのもなかなかお金がかかるものですね(苦笑)

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