パナソニックのA4サイズのノートPC、CF-Y7がヤフーオークションで8000円前後で売られていたので、買ってみました。
購入したショップは、ショップインバースという中古PC専門店。
「キズあり、割れあり」と書かれてあるものでも状態がいいものが多く、それでいて安価という良心的なショップで、これまでにも何度か利用しています。
レッツノートといえば、軽くて頑丈なノートPCとして国内外から熱烈なファンが多い、パナソニックのフラッグシップモデル。
現在はラインナップの表記ルールがが変わってしまっているのですが、当時のレッツノートのラインナップは、軽量で頑丈を売りにするY、W、Tの3タイプがありました。
A4サイズのノートのYシリーズ、12インチのモバイルノートのWシリーズ、12インチながらスピンドルレスのTシリーズの3タイプです。
エグゼクティブ向けに開発されたという基本仕様は、100キロの重さや76センチからの落下にも耐え、防水仕様まで実現しながらも1キロチョイに重量を抑えているハイテク仕様。
2008年に発行された特集記事には、こんなド派手なパフォーマンスの様子も披露されていました。
当時の販売価格も30万円近くしている高級品なので、わたしのような「安くてソコソコ」機種ばかり買っている庶民には縁がないわけですが(苦笑)、入れ替わりの激しいPC業界では5年も経てばすっかり過去の遺物です。
ただ、パナソニックのレッツノートは中古市場でも人気のある機種のため、リカバリCDが付属する完動品だと、2万円くらいで売られていることも珍しくないのですが、今回のCF-Y7が突出して安いのには、ちょっとした理由があります。
それは、リカバリの面倒さ。
新規にWindowsXPをクリーンインストールしようとすると、SATAのドライバ関係でつまづくことが多いからです。
この機種が発売された2007年当時は、まだIDEタイプのハードディスクからSATAのハードディスクへの過渡期にあった時代。
そのため、マイクロソフト純正のWindowsXPインストールディスクには、ドライバが用意されていません。
よって、OSのインストールディスクの読み込み途中に、SATAドライバを追加しなければ、ハードディスクを見つけてもらえず、インストールができない状況に陥るのです。
ただ、パナソニックは良心的なメーカーで、クリーンインストールしたいユーザー向けに各種ドライバをサイト上で公開しています。
ところがこのSATAドライバだけは、パナソニック製の純正フロッピードライブ経由でしか読み込ませられないため、リカバリを行うにはちょっとした工夫が必要になるのです。
今回購入したCF-Y7も、OSは付いておらず、ハードディスクも初期化済みなので、リカバリ領域からの復活はできないのですが、それゆえの激安価格。
というわけで、OSを正常にインストールできるかどうかの確証はないのですが、写真を見る限りライセンスのシールが貼っていそうだったことと、リカバリディスクとして使えそうなインストールディスクも何種類かあるので、うまくインストールできれば儲けもの・・・くらいの期待で購入してみることにしました。
もっとも、Windows7をインストールすれば万事解決なのですが、さすがにこのスペックでWindows7は重すぎなので、WindowsXPがインストールできなければあきらめるつもりです。
ということで、OSのインストールを試みるのですが、紆余曲折はまた後日にまとめてみたいと思います。