月額980円の格安SIMカード OCNモバイルONEを使ってみたレビューと、2枚目以降のSIMを契約するときの注意点

OCNからリリースされている格安SIMカード、OCNモバイルONEに申し込んでみました。

IIJmioのSIMカードは、申し込みの際に必要な情報を記載するので、送られてきたSIMカードを差し込み、APN設定を行うだけですぐに利用ができましたが、OCNモバイルONEの場合は、ちょっと手順が違います。

アマゾンや店頭でパッケージを購入した場合は、とりあえずSIMカードだけが手元に存在することになるので、開通の手続きはホームページから自分で行うことになります。

今回は、開通までの手順を紹介してみたいと思います。

目次

ダイレクトメールと見まがうほどの簡素なパッケージ

今回はアマゾンで購入したのですが、メール便(郵便局のゆうメール)で送られてきました。

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なかみはこれだけ。

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ペラペラで、テーブルのうえなんかに無造作においていると、ダイレクトメールかなにかと間違われて捨てられそうになること必至ですな。

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開封してみると、3つ折りでこのような感じ。

SIMカードがおさめられています。

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ほんとうにこれだけの簡素なパッケージなので、はじめてMVNOのSIMカードを使う人は、ちょっと戸惑うかもしれません。

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さっそく開通手続きを行うわけですが、やり方は非常に簡単です。

OCNモバイルONEの開通手続き

まずは、パソコンを使って、OCNのホームページにアクセス。

http://s.ocn.jp/one1

パッケージ版を購入した後での開通手続きとなるので、右側の「利用申し込み」をクリック。

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SIMカードに記載されている電話番号と、DNから始まる製造番号を入力します。

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確認画面が表示されるので、そのまま次へ。

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次に、利用するプランを選びます。

今回は、もっとも安価な980円のプランを利用するので、1番うえにある112.5Mbps/30MB/日というのを選びます。

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これは、毎日30MBまではLTEの速度で利用できるプランで、30MBを使い切ったら速度は200kbpsになります。翌日の午前0時にはまた30MB分が充てんされるという、いわばお小遣いが毎日もらえるようなプランです。

最終確認で、問題がなければ次へ。

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名前やメールアドレス、住所などの個人情報を入力します。

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ちなみに、後日に「OCN会員登録証」というものが送られてきますが、この会員証を待たずともログイン情報はその場で生成されるので、すぐに利用が可能です。

つぎに、カード番号の登録です。

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この画面の下には、いろいろなオプション項目の選択が続きますが、基本的にすべて不要です。

・OCN ホットスポットは「利用しない」でOK
・メールアドレスは、不要でも1つ付いてくるので、適当にアカウント名を入れます。
・追加メールアドレスも不要。
・安心セレクトパックという、アンチウィルスや迷惑メールブロックなども、チェックを入れずに「利用しない」にしておけばOK
・OCNペイオンというものも、不要です。

以上で登録作業は完了となります。

あとは、スマートフォン側に入力するための接続先情報、ユーザー名、パスワードなどがその場で発行・提供されますので、この内容をスマートフォン側に設定すれば、その場ですぐに使い始めることができます。

●接続先情報
 LTE端末:lte-d.ocn.ne.jp
 3G端末:3g-d-2.ocn.ne.jp

●ユーザー名:人によって違う
●パスワード:人によって違う
●認証方式:CHAPを推奨

以上の項目をアンドロイドやiPhoneのAPN設定画面に入力して保存するだけ。

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内容に問題がなければ、あとは勝手に接続しに行ってくれます。

ブラウザを開いてみて、インターネットがつながれば設定はとりあえず完了。

非常に手軽です。

2枚目のSIMカードを開通させるときの注意点

手軽に利用できるOCNモバイルONEですが、ひとつだけ重大な注意点があります。

それは、2つめ以降のSIMカードの契約についてです。

今回は、お試しを兼ねて使ってみた1つ目のSIMカードの使い勝手がよかったので、もうひとつアマゾンで購入したのです。

2つ目のSIMを開通させようと、同じ手順で登録作業を進めると、思わぬところでつまづきました。

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1つ目のSIMカードの開通時に使ったクレジットカードを使って登録手続きを行うと、重複アカウント扱いとなってしまうため、電話での契約が必要なのです。

そこで、サポートダイヤルに連絡。番号は、0120-0120-506-506です。

自動音声案内の後、1番を押すとオペレーターにつながりますので、2枚目以降の契約をしたい旨を伝えると、口頭で発信番号や製造番号を聞かれますので、答えていくだけで開通手続きを行えます。

が、ここで重要な落とし穴がありました。

電話で開通手続きをしなければならない点は、まぁ良いとして、それよりも驚いたのが、接続に必要なIDやパスワードの発行が、その場で行われないということなのです。

電話で住所やカード番号を伝えおわって、「あぁ、このままIDとパスワードも口頭で説明されるのか・・・。面倒くさいなぁ」と思っていると、「それでは担当の●●が受けたまわりました」で、通話が終えられようとしていたので、「あれ?IDとパスワードは??」という疑問がわいたのです。

そこで聞いてみると、「IDとパスワードは郵送でお送りします」とのこと。

「え?」

ホームページから開通手続きを行うと、その場ですぐにIDが発行されるのに、2枚目のSIMになると、わざわざ電話での開通を強いられる挙句、接続情報も1週間後なのだといいます。

最短でも、翌日の昼過ぎ以降に電話での連絡という、なんともアナログな方法での接続情報の提供。

これにはちょっと驚いてしまいました。

IIJmioの場合は、接続先、ユーザー名、パスワードともに全員共通のものでしたが、OCNモバイルONEの場合は、SIMカード毎に発行されます。

わざわざ個別に接続IDを割り振っているためなのか、開通処理とID発行の連携がうまくいっていないからなのかは定かではありませんが、即日のID発行ができないようです。

ネットからの開通手続きで即日使えるのがこのSIMカードの売りのひとつだと思うのですが、2つめのカードの開通手続きがネットで行えないために電話で申し込むことになることに加えて、その場でIDが発行されないというのは、結構な致命傷だと思うのですが、どうなんでしょうかねぇ・・・。

よって、申し込みの容易さやスムーズさ、システムの柔軟さでいえば、圧倒的にIIJmioに軍配が上がると言わざるをえません。

まずは最初の1枚目で試してみて、気に入ったから複数のSIMカードを申し込まれるという方もいるだろうと思いますし、この点は早急に改善していただきたいと思います。

使い勝手や速度はどうか?

さて、実際の使い勝手や速度は、IIJmioのプランとほとんど変わりません。

使っている回線網もドコモですし、速度も同じなので、差がないのは当然かもしれませんが、格安SIMカードの扱いに慣れてさえいれば、とくに困ることはないと思います。

強いて言うなら、慣れていないと、一連の手続きなり設定なりが難しいかもしれないということです。

もっとも、これはOCNに限った話ではありませんが、「MVNOを使ったSIMカードは、こういうもんだ」と慣れてさえいれば、とくにつまづく点はないと思います。

SIMカードを差し込んで、スマートフォン側のAPN設定で、接続先、ID、パスワード、認証方式を設定する。

こうした手順があるということを知っている人であれば、IIJmioとまったく同じ感覚で使えます。

慣れていれば、1枚目のSIMカードの開通手続きには、5分もかからないと思います。

IIJmioは最初にLTE接続のクーポンを500MBをドンと提供されて、使い切るとその月は200kbpsになりますが、OCNモバイルONEは、LTE接続のクーポンを毎日30MBずつの支給なので、合計1GB。

高速通信できる容量だけでいえばOCNに軍配があがりますが、お小遣いと一緒で、月払い制がよいか、日払い制がいいかは、人によって変わってくるかもしれません。

とはいえ、980円で毎日コンスタントに高速通信ができる点は非常に魅力的なので、もしもはじめての格安SIMカードなら、アマゾンで手軽に買えるOCNモバイルONEは、なかなかおすすめです。

3000円ほどの購入金額は、いわゆる事務手数料に該当するものです。

そのほかの注意点としては、SIMカードのサイズです。

今現在、標準サイズのSIMに加えて、ミニSIM、ナノSIMと3種類がありますので、使おうと思っている端末のSIMカードを充分にチェックしてから、申し込んでくださいね。

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