ドコモに限った話ではありませんが、MNPで乗り換えるにしても、新規契約で新たに契約するにしても、特典を得るためには様々な適用条件があります。
そのひとつが、有料コンテンツやら、不必要なオプションの強制加入です。
特に、家電量販店などでの購入の場合、「1か月だけでもよいので加入してほしい」と言われるオプションの類が多数あります。
ドコモの場合は、インターネットから料金を確認できるサービス、「マイドコモ」がありますので、まずは必ず登録しておきましょう。
下記にような画面で請求内容を詳細に把握することができます。
ちなみに赤の下線で示しているものが、抱き合わせで入会を強いられるオプションの類です。
さて、新規入会時に抱き合わせで加入させられるサービスには、以下のようなものがあります。
それぞれの月額費用と、解約方法をまとめていました。
今回はガラケーで新規契約をしたときのケースですが、参考になれば幸いです。
◆iチャネル(月額157.5円)
ニュースや天気、芸能・スポーツ、占い、dマーケット、BeeTV、音楽、雑誌などの最新情報を特別な操作をすることなくケータイ画面に表示させるサービス。
要は、ドコモのサービスを使いやすくさせる有料のポータルサイト。表示させるだけでもパケットを食うので、要らないですね。
iチャネルの解約方法
マイメニュー→お客様サポート→各種設定(確認・変更・利用)→iチャネル→iチャネル解約
◆iコンシェル(iモードケータイ:月額210円)
ケータイがまるで「執事」や「コンシェルジュ」のように、あなたの生活をサポートするサービスです・・・とありますが、まったく不必要です。
画面上に「ひつじの執事」が表示されるというシャレッ気たっぷりなサービスですが、このサービスが有料だと知らない人は多いみたいです。
「お前を消す方法」で有名なマイクロソフトオフィスのイルカみたいな感じなのですが、まぁ使い道はほとんどないかと思います。
iコンシェルの解約方法
iMenu→お客様サポート→②お申込・お手続き→各種お申込・お手続き→①手続き開始(ログイン)→ネットワーク暗証番号→次へ→各種手続き→iモードオプション→iコンシェル
◆ケータイデータお預かりサービス(月額105円)
大切な電話帳やスケジュールなどを自動更新でらくらくバックアップ! iモードケータイやスマートフォンに保存されているデータをお預かりセンターに預けることができ、ケータイの紛失時や誤って削除した際などにデータを復元できるサービスです。
パソコンでいうところの同期サービスみたいなものです。
一社しかも通信会社のサービスに依存すると、そこから逃れられなくなりますので、ドロップボックスなどの外部サービスを使っておいた方が無難かと思います。
ケータイデータお預かりサービスの解約方法
iコンシェルの解約時に同時に解約手続きが行えます。
ケータイデータお預かりサービスのみの加入している場合は、Mydocomoからも解約手続きが可能ですが、ドコモ インフォメーションセンター(0120-800-000)にて解約を申し出た方が早そうです。
◆ケータイ補償 お届けサービス(月額399円)
水濡れや紛失、全損などのあらゆるトラブルを補償してくれる保険サービスです。
24か月×400円ということは、それだけで1万円近くかかるわけですが、1年も経てば、その機種の白ロムだってずいぶんと安くなっていますよね。
過剰な保険を見直すことが家計節約の基本ですので、不要だと思えば外しましょう。
ケータイ補償 お届けサービスの解約方法
・PCのMydocomoからは解約不可
・iモードのMydcocomoからは解約が可能
・電話してオペレータに手続きしてもらう事も可能(本人からのみ)
とのことなので、ガラケーのi-modeメニューから「お客さまサポート→各種設定」で解除の申し出が可能です。
i-modeを利用していない場合は、ドコモ インフォメーションセンター(0120-800-000)もしくは、店頭で解除手続きを行うしかないようです。
◆iモード情報料(3つ申し込まされることが多い。1番組315×3=945円)
iモード情報サービスの解約方法
それぞれの情報チャンネルの公式サイトから、個別に解約が必要です。
これが一番やっかいで、しかも面倒が多いがゆえに「そのうちに・・・」となってしまいがち。
iモード情報料に関しては、情報提供元(個別のサイト)に移動して、個別に解約手続きを行わなければならないのですが、こちらに詳しい解除方法をまとめていますので、参考になれば幸いです。
iチャンネルとiコンシェルは、iモードに付随するものなので、携帯電話からでも、mydocomoからでも解約が可能。
同じく、ケータイデータお預かりサービスも、mydocomoから解約可能。
ただし、ケータイ補償 お届けサービスだけは、窓口か電話でないと解約できません。
それにしても、色々な有料サービスが付与されていて、しかも解約方法がぜんぶ違うんですよね。
めちゃめちゃ不便で面倒な仕組みですが、このまま面倒くさくてあきらめて課金され続けるユーザーは、めちゃめちゃ多い気がします。
携帯コンテンツで儲けている会社の利益の大半は、こうした「利用しないユーザー」からの課金によるものです。
せっかく安く買えても、食い物にならないようにしましょう。
追伸:
今回、MNPにて契約契約した端末の有料オプション外しにかなり時間がかかりましたが、一番簡単なのは、電話で全部解約したいと申し出ることです。
ケータイ補償 お届けサービスを解約したい場合、窓口に出向くか、電話をかけるかしか方法がありません。
そのため、iチャンネル、iコンシェル、ケータイデータお預かりサービスの3つもそのときに解約したいといえば、その場ですぐに解約可能です。
0120-800-000に電話して、0番を押すと、オペレーターに直接つながります。
本人確認のために、携帯電話の電話番号と、契約者名、ネットワーク暗証番号、場合によっては生年月日を質問されますので、それらさえ通れば電話ですべて処理が可能です。
せっかく安価に新規契約できても、これらの不必要なオプションサービスのために月額料金がかかってしまっては、本末転倒もいいところなのですが、こうしたオプションの類は、すぐに処理しておかなければ絶対に忘れてしまいます。
特に、iチャンネル、iコンシェル、ケータイデータお預かりサービス、ケータイ補償は、ドコモのサービスなので、初月が無料なのですが、そこがポイントです。
なぜなら、「あとでいいや」となりがちだからです。
iチャネル(月額157.5円)、iコンシェル(iモードケータイ:月額210円)、ケータイデータお預かりサービス(月額105円)、ケータイ補償 お届けサービス(月額399円)、iモード情報料(1番組315×3=945円)。
これらを合計すると、ドコモ系サービスが871円、コンテンツ情報料が945円の1816円と、なんともバカにできない金額になります。これだと、家族全員が学割サービスの適用を受けていたとしても、家族5人だと1万円。年間12万円にもなるわけです。
なるべく記憶が新鮮なうちに、全部やってしまうことをおすすめしますので、参考になれば幸いです。
ちなみに、せっかく通信料を節約するのなら、固定回線の見直しもしてみるとより効果的です。
最近では、スマートフォンなどの高速通信サービスが充実しているので、自宅の固定回線を解約する人も非常に増えています。
光回線が最上の選択のように思われていますが、通信費用はけっこうかかるものですので、速度が若干落ちるとしても解約に違約金のかからないASDL(月額1900円チョイ)に変更したり、キャッシュバック特典が充実していて速度も速く、固定回線としても十分に使えるWIMAX(ワイマックス)に乗り換えるのも手です。
固定回線を折りたたみ携帯でまかなうのは無理がありますが、家計節約の選択肢の一つとして検討してみてください。