IBM(現在はレノボ)から発売されていた12インチのモバイルノートPC、Thinkpad X60sをヤフーオークションでゲットしました。
CPUもインテル(R) Core(TM) Duoと、もはや懐かしい部類に入るもので、2013年の今となってはローエンドもいいところ。
でも、コア数が2つだったり、メモリが価格的にこなれたDDR2だったり、ハードディスクがSATA仕様のため、SSDに換装することで劇的な速度アップが見込めたりと、安価ながらも、いじりがいのある機種。
持ち歩いて屋外で使うような仕事はしていないため、もっぱら自宅用ですが、リビングと自室にそれぞれ1台ずつ置いても10000円程度で済むということで、衝動買いしてしまいました。
ちなみにこのX60sは、IBMがレノボに吸収される過渡期にあったマシン。
同じX60sでも、購入時期によってロゴのデザインが微妙に異なっています。
初期のX60sにはレノボのロゴがありませんが、
後期のX60sにはレノボのロゴがついてます。
手頃な価格ではあったものの、さすがそこはIBMのThinkpadシリーズ。
キーの打ちやすさは抜群で、程よいくぼみを持ったキートップと、ノートPCながらも必要十分なキーストローク。
テキスト入力やブログ専用マシンとして、もったいないくらいのクオリティです。
リカバリ領域が残されていたので、リカバリはサクッと完了。
メモリが1GBだったので、もう1GBを追加して2GBにしたところ、ブラウザやOSの起動速度が大幅に改善されました。
メモリの交換作業はとっても簡単。
裏ぶたのねじを2本外すだけでメモリ領域にアクセスできます。
512MBのメモリが2本刺さっていたので、1本を取り外して1GBのメモリに入れ替え。
ノート用の1GBのDDR2です。上海問屋で1000円で購入。
溝に切り込みが入っているので、間違って差し込むことはありません。
交換の様子は動画でも撮影してみました。
いまどきのPCはメモリの大容量化が進んでいるので、8GBくらい積んでいるマシンでも珍しくなくなりましたが、5年ほど前のPCはメモリが少ないので、増設効果が高いです。
そもそも今回のメモリ増設は、中古のレッツノートを購入したときに、メモリを間違って買ってしまったが故の「ひょうたんからコマ」なのですが、うまい具合に再利用できてよかったです。
それにしても、家電メーカー製のPC(特にソニー)は、ドライバの提供状況などに難があることが多く、OSレスの中古PCには手を出しにくいもののですが、DELLやIBMなどのPC専業メーカーの製品は、DOS/V機としてオーソドックスな構成のものが多く、メーカー独自の妙なハードウェア構成になっていないことが多くて安心です。
リカバリ領域なし、汚れあり、ACアダプタなし、バッテリー残量0など、利用にあたってのハードルが高い在庫ほど値段は安く、もっとも条件の悪い状態なら4500円くらいで買えることもあるので、「こどもに壊されてもいいや」「でも、ネットでサクサク動画見るくらいは、そこそこ動いてほしい」程度の手頃なセカンドマシンを探している人には、おすすめですよ。