ノロウィルスが猛威をふるっているため、全国各地で手洗いの徹底やマスクの着用などがさかんに叫ばれています。
テレビのワイドショーでも、朝から時間を割いて取り上げられることが多くなっていて、感染事例や予防方法などの特集が行われています。
最近はコロナの影響もあり、免疫力の話題が聞かれるように思います。
そんななか、ヤクルトに含まれているカゼインシロタ株もノロウィルスにも効果があるとして注目されているようです。
実はわたし、この報告に十分すぎるほど共感できる体験をしています。
というのは、ヤクルト400を毎日飲み始めて3カ月ほど経過していますが、今年は奇跡的に風邪を引かなかったのです。
そりゃあもう、主観もいいところで、「個人的すぎるハナシやないかい」ということは十分承知しているのですが、もう15年近く、毎年ほぼ必ず12月に風邪をひいていたので、今年に風邪をひかなかったことは、周りも驚いていたくらいなのです。
おまけに、仕事柄、大勢の前で発表をしなければならないときもあります。
その前後は、ストレスも手伝ってか、直前もしくは終わった直後に、これまたほぼ確実に熱を出すということも続いていたのですが、今年はそれもナシ。
もうこれは、ヤクルト先生のお陰に違いないと確信しているのですよ。
そもそも、どうしてヤクルトが風邪やインフルエンザ、ノロウィルスなどに効果があるといわれだしたのかといえば、2011年の冬にまでさかのぼります。
明治乳業のR-1というヨーグルトを給食に出している小学校の生徒を調べたところ、そのほかの小学校の生徒の平均感染率より低いということがニュースで報じられたのです。
すると、翌日からスーパーやネットオークションで明治のR-1の売り切れが続出しました。
それ以来「乳酸菌は免疫力を向上させる」というイメージが浸透したためか、現在では様々なメーカーがさまざまな機能をもつ、ちょっと高級なヨーグルトを開発・販売するようになりました。
もっとも、ヨーグルトやヤクルトならなんでもいいというわけではなく、免疫力を高めるためには、いわゆる「生きたまま腸に届く」系の乳酸菌である必要があります。
人体に有益な作用をもたらす微生物のことを、プロバイオティクスといいますが、そのひとつとして浮上してきたのが、カゼインシロタ株というヤクルト特有の成分ということのようです。
ヤクルトがノロウィルスにも効果があるといわれだしたのは、ヤクルト400を毎日飲むようになってしばらく経ってからのことなのですが、実際にその恩恵は十分に受けているように思います。
ウィルス系の感染からうまく逃れられているということは自覚はないものの、人の集まるショッピングモールや、閉め切った場所に大勢の人数が収容された部屋などで3時間ほどしゃべる機会などがありましたが、それでも風邪も引かず、インフルエンザもノロウィルスにも感染せずに済んでいるのは、もちろん偶然もあるでしょうけれども、自分としてはかなり「奇跡的だ」と感じています。
というのは、同じ部屋にいたほかの人は、インフルエンザに感染していたからです。
ちなみにヤクルト400というのは、ヤクルトレディが持ってきてくれる配達専用のヤクルトの一種で、普通のヤクルトとほぼ同じサイズなのですが、3倍のシロタ株が入っている、濃いヤクルト。
通常のヤクルトの場合、3本飲むことでやっとこさ1日分のシロタ株を得られるのですが、このヤクルト400なら1本で3本分の効果があるということで、かなり手軽に摂取することができるのです。
ただし、シロタ株というのは、ものすごくデリケートな菌なのです。
摂氏10度以上になると死んでしまうというシビアな細菌なので、配達の際でもクーラーボックスに入れた状態で配達してもらい、すぐに冷蔵庫にいれなければならないという徹底した温度管理が必要です。
冬場の配達ならよいのですが、夏場だと即冷蔵庫に入れないといけないという、かなり扱いが面倒なシロモノでもあります(苦笑)
よって、スーパーなどでちゃんと冷蔵室に陳列されず、配達用ボックスに入れたまま売っているスーパーのヤクルトは、飲んでも無意味かもしれないとすら感じています。
我が家では冷蔵庫の中には何日か分のヤクルト400がまとめて収容されているのですが、たしかにこれを毎日飲み始めてから3カ月、効果は十分に実感できています。
どちらかというとわたしは、健康食品関連には懐疑的な方です。
というのも、仕事柄、この手の宣伝文句や業界慣習には免疫がある方だからです(苦笑)
そのため、効果効能に対する期待はずいぶんと低い方だと自認しているのですが、そんな自分でも、自身の臨床結果として
「これは確かに効いてるかも知れないなぁ」
と思い当たることがチラホラですので、今のところは、かなりおすすめできる手軽な健康食品のひとつとしてだと感じています。
昔ながらの定番製品ということもあってか値段も良心的なほうだと思いますし、1日100円未満ですむことを思えば、缶ジュースを1本我慢するだけで済みますし。
余談ですが、内科の先生にも聞いてみたことがあるのですが、ノロウィルスは変異が激しいため、いまのところ予防をする以外の方法はなく、ワクチンも存在しない状態。
仮に感染した場合は、潜伏期間が48時間なので、2日後に急激に吐き気や頭痛、下痢に襲われ、病院に行ける状態になって通院し始め、そこでノロだと判明した場合も特に治療法はなく、栄養剤ととんぷくをもらって、その後はひたすら自然治癒を待つばかりなのだとか。
もっとも、ノロ検査は保険適用外のために高額で、約2万円かかるのだそうですが、結果が分かるころには峠を越しているので、検査をする意味がほとんどなく、あとになって「あぁ、ノロだったのね。」とわかるだけ。
そのため、幼児や高齢者以外は、ノロの検査をすること自体、意味がないのだそうです。
で、
「先生、ヤクルトやらヨーグルトの乳酸菌って、ノロにも効果がるモノなんですか?」
と聞いてみたのですが、たしかに免疫力が向上することで、通常よりも感染を妨げる力は付くようです。
また、感染してしまった後にも、早く治る効果があるそうです。
というのは、ノロやインフルエンザなどの細菌は、人間の体内でも活動を行うわけですが、いわゆる善玉菌と呼ばれている細菌類が、悪いウィルスをやっつけようと活躍してくれるため、結果的に自然治癒力が高まることはもちろん、峠を越した後でも、悪い菌を早めに体外から追い出してくれようとするので、病床からの復活にも貢献してくれるのだそうです。
ふだんから乳酸菌などの「良い菌」を体に取り入れておくことは、病気の予防にも、病み上がりの回復力アップにも役立つとは知りませんでした。
大昔から売られているので、飲んで悪いものではないのは明らかなのですが、普段おいしく飲んでいるヤクルトに、こうした副産物があったことには驚きです。
体質改善といえば大げさかもしれませんが、体内に強力な善玉菌がいるということは、ウィルスという敵がやってきたときの戦闘力が向上するということなので、結果的に「強い体」を手に入れることになっているのかもしれません。
免疫力のアップは、ヤクルトじゃなくてもいい?
上記に挙げたとおり、風邪やインフルエンザ、ノロなどの病気を遠ざけたり、病気にかかったときに早く治るようにするには、普段からからだの免疫力を高めておく必要があるということです。
でも、ヤクルトじゃなくてもいいんです。
先にお話ししたとおり、活きた乳酸菌・・・つまりプロバイオティクス系の菌さえ取り入れることができれば、おなじ効果を発揮してくれるからです。
具体的には、納豆、キムチ、ヨーグルトなど、いわゆる発酵食品を毎日食べる習慣を身につければいいのです。
納豆を毎日食べる人は、納豆が食べられない人に比べて、病気にかかりにくいという統計があります。
昔から食べられている代表的な日本食である納豆が体にいいということは、誰もがなんとなく知っていることだと思いますが、納豆が体に良い影響を及ぼしているのは、納豆の持つ免疫力アップ効果だということなのですね。
ただ、納豆にしても、キムチにしても、苦手な人にはちょっと苦行ですよね。
わたしもできる限り納豆を食べるようにはしていますが、正直言ってかなり我慢して食べています。
納豆が好きな人には申し訳ないのですが、生まれ育った地域によっても、ずいぶん好き嫌いがあるものだと思います。
そこで、ヤクルト400や発酵食品と同等の効果をもたらす優れたサプリをご紹介しておきます。
それが、「乳酸菌革命」という製品です。
ビフィズス菌、ラブレ菌、ガセリ菌などの主要な乳酸菌を16種類含んでいるため、多くの人がだいたい1週間程度で効果を実感できると言われているサプリです。
シロタ株も乳酸菌の一種ですが、乳酸菌はひとつではなく、様々な種類があり、それぞれに役割や得意分野が異なります。
たとえばビフィズス菌は体内の健康バランスを保つ善玉菌として有名ですし、ラブレ菌はビフィズス菌を増やしてくれる働きがあります。また、悪い菌の増加を抑える働きを担っています。
また、ガセリ菌は日本人の体質と相性のよい乳酸菌といわれていて、酵素(生体活動のエネルギー源)がなくても育ち、ビフィズス菌とタッグを組んで悪玉菌の増加を抑える働きがあります。
よって、同じ乳酸菌だけではなく、様々な乳酸菌を摂取できるよう、納豆やキムチやヨーグルトやチーズなどの食品をバランスよく食べることがもっともすばらしい体質改善の一歩ですが、もしも苦手な食品が多いという場合は、こうしたサプリをじょうずに使って体の乳酸菌・善玉菌を増やしていくという方法も推奨されていますので、ぜひ検討してみてください。