FleaPhone CPF03A(ビックカメラの格安スマホ)は、こんな端末

大手スーパーのイオンが、グーグルのNEXUS4とb-mobileの格安SIMカードとのセットで売り出した月額2980円の格安スマホが火付け役となって、MVNOを利用したサービスが活発化しています。

MVNOはデジタルガジェット好きにはもはや珍しくも何ともない存在ですが、あらためて説明するとMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)」の略。ドコモの回線をレンタルして事業展開をしています。

さて、そんななか登場したのが、大手家電量販店のビックカメラがしかけた格安スマホ。

月額2830円と、イオンの格安スマホよりも150円安い価格設定になっています。

SIMフリースマートフォン「FleaPhone CP-F03a」
※画像はCOVIAさんのサイトより拝借しています

これらの格安スマホの利点として挙げられるのが、解約に伴う違約金がないことで、ドコモ、au、ソフトバンクのスマホよりも手軽に試せる点が受けています。

もっとも、端末自体は分割購入する格好になっているので、途中解約した場合は端末の残債を支払わなければならず、場合によっては一括0円の端末を解約するときよりも高くつく可能性がある点は注意が必要です。

イオンが格安スマホでセット販売している端末はNEXUS4ですが、ビックカメラがセット販売している端末は、FleaPhoneという聞き慣れない端末。

COVIA(コヴィア)というメーカーが作っている「FleaPhone」というシリーズ、具体的な機種名はCPF03Aです。

「サムスン(メーカー)」の「ギャラク(シーシリーズ)の「SC-05D(機種名)」って感じですね。

さて、このFleaPhone、CPF03Aですが、どんな端末でしょうか。

OS Android™ 4.2
CPU クアッドコアプロセッサ 1.2GHz
メモリ Flash ROM:4GB、RAM:512MB
表示 4.5インチ / QHD IPS 液晶

スペック的には、いまどきのローエンド~ミドルエンドくらいの性能ですが、特筆する機能があります。

それは、SIMスロットを2基(標準SIMスロット×1、microSIMスロット×1)搭載していること。
つまり「デュアルSIM」ってやつです。

SIMフリーなデュアルならではの面白い使い方としては、2台持ちを1台に集約できること。

「は?それなら普通のスマホと一緒じゃん」

と思われるかもしれませんが、そうではないんです。

SIMフリースマートフォン「FleaPhone CP-F03a」
※画像はCOVIAさんのサイトより拝借しています

そもそも2台持ちがはやった理由は、スマホ単体で持つよりも安いという理由からでした。

格安SIMを使ったスマホと、学割などをフル活用した基本利用料0円の大手キャリアのSIMカードを使ったガラケーの2台持ちをするほうが、両者のオイシイ点を生かせるからです。

しかし、一方で「2台も持ち歩くのは苦痛」という声も多いです。

その点、このCP-F03aという端末なら、それらのSIMを1台の端末にまとめてしまえるというわけで、まさに逆転の発想。

なんていうんでしょうか・・・昔のツインファミコンみたいな感じですね。

sim

もっとも、二つを同時に使用できるわけではなく、あくまでもソフトウェア上でSIMを切り替えて使う形になりますので、待ち受けられるのは通話SIMをアクティブにしているときだけです。

でも、そもそも端末がひとつなのですから同時には一方しか使わないわけで、普段は電話SIMで待ち受け、タブレットとして使うときだけ通信SIMに切り替えるという使い方が、現実的なんじゃないかと思います。

2台持ちをしたほうが安くなることはわかっていても、2台持つことに抵抗があった人には、なかなか便利な使い方だと思いますね。

実際、この機種で2台持ちを卒業してっていう報告が相次いでいます。

ということで、必ずしもビックカメラで購入・契約する必要はありませんが、意外とこのFleaPhone CPF03Aは、エッジの効いた端末なんじゃないでしょうか。

これだけのユニークな機能とスペックを持ちながら、アマゾンでの実売価格は2万円を切ってます。

これからのスタンダードになっていきそうな予感です。

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