エアコンスリーブに小型の換気扇 V-05P2 を自分で取り付ける方法を紹介します。
わたしはマンションに住んでいるんですが、自分の部屋に換気扇がないんです。
でも、わたくし、相当ヘビーに喫煙します。
そのため、夏も冬も年中ベランダは開けっ放し。
サーキュレーターを外側に向けて排気をしながらタバコを吸っていたわけなんですが、春から秋にかけてはいいとしても、さすがに冬だけはこたえます。
部屋にはエアコンが設置されていないので、冬場は石油ファンヒーターでガンガンに部屋をあっためるのですが、ベランダが全開になっていればなかなか部屋があたたまらず、燃費も超悪いです。
おまけに、ベランダがあいていることで他の部屋まで寒くなるわけでして、「ベランダ閉めて!」と怒られる始末。
というわけで、なんとかならんものかと思い、前々からずっと気になっていたのが、エアコンスリーブなんです。
エアコンスリーブとは、エアコンを取り付けるときに使う穴のこと。
配管用の穴です。
こんなやつ。
わたしの部屋にはエアコンを設置していないので、エアコンスリーブがそのまんまの状態です。
フタを取り外してみたところ、直径は75mm。
標準的なサイズみたいです。
このエアコン用の穴を通気口として取り付けられる小型の換気扇がないかと思い、「エアコン 穴 換気扇」だとか「エアコン 穴 排気ファン」などといったキーワードで探していたところ、見つけたのが、三菱電機のパイプ用ファン「V-05P2」という機種。
直径が50mmから75mmまで接続フリーとあるので、これなら取り付けられるのではないだろうかと、前々から気になっていました。
もともとはトイレや居室用の排気ファンですが、迷いに迷ってイチかバチかで買ってしまいました。
図面を見る限りは、寸法的には取り付け可能なサイズ。
コンセントも直結タイプではなく、電源プラグ付のタイプだったので、エアコン用のコンセントを使えばなんとかなるんじゃないか?と思ったからです。
本体にオンオフの機能はないので、年中回りっぱなりということになりますが、それでもベランダを開け放ったまま石油ファンヒーターを使い続けるよりは、はるかに良いですよね。
というわけで、値段も5000円チョイと手ごろだったこともあり、ダメ元で買ってみたのですが、意外とすんなり取り付けることができました。
エアコンの配管用の穴を利用して換気扇を取り付けたいと思っている方の参考になればと思います。
アマゾンから届いたのがこんな感じ。
最近のアマゾンはこんな建材まで売っているんですねぇ。
驚きです。
さっそく取り出してみると、なかなかの小型サイズ。
ご覧のように、コンセントプラグもついているので、差し込むコンセントさえ確保できれば、電気工事は不要です。
取り付けようの木ねじも3本入っているので、ねじを買いに行く手間も省けました。
白い部分はカバーなので、下側のねじを1本はずせば、カバーを外すことができます。
カバーを外すと、こんな感じ。排気口がありますが、周りはゴムっぽいスポンジでおおわれているので、エアコン用の穴に押し当ててねじ止めすれば済みそうです。
こんな感じに、穴と穴同士をくっつけてねじ止めしちゃうわけですね。
こっちの写真のほうが見やすいかな?
本体側がスポンジっぽい材質でおおわれているのがわかると思います。
こんな感じで穴同士を合わせます。
ご覧の通り、真っ白だった壁紙はヤニでまっ黄色です・・・。
こりゃ、スペース的にもイケそうですね。
一人で設置しようとすると、穴と穴がずれないように合わせながらねじを回して取り付けるのが大変なので、ちょっと肉厚な協力両面テープの登場です。
この両面テープを本体側に張り付けて、一時的に刈り止めしながらねじを回そうという計画です。
グィッと押し当てるように仮止めします。
うまいこと止まりましたので、ここからはねじ止め。
本当は上部の左右と、下部の中央の合計3か所あるのですが、エアコンスリープに干渉しているため、左側と下側のねじだけ止めることにしました。
あとは、カバーをかぶせて、エアコン用のコンセントに差し込むだけ。
さっそくタバコでチェック。モノが小さいので、排気量はたいしたことはありませんが、ないよりマシです。
念のため、ティッシュペーパーでテストしてみましたが、順調に吸い込んでくれているようです。
ということで、開封からわずか10分足らずで無事に取り付けることができました。
これで念願の「窓を閉めて暖房」が実現できました!!
石油ファンヒーターの効きもグンとよくなって、低い温度設定にしても十分にあたたかい!
当たり前といえば当たり前なんですが(苦笑)、いやー、これで寒い冬も快適に過ごせそうです。
サイズが小さいだけあって、排気能力はそれほど高くないのですが、閉めっぱなしよりははるかにマシ。
それに、真冬にベランダを開け放ちつつ、石油ファンヒーターでガンガン暖房しつつ喫煙するより、はるかに省エネです。
素人工事のDIYなので、取り付け方としては格好のよいものではありませんが、排気口に穴を合わせてねじ止めするだけなので、まぁこれで十分だと思います。
最近では、マンション用にベランダの窓やサッシを決断加工して取り付ける換気扇なんかも出ているようですが、この手の工事に5万も10万も出したくないですよね。
このV-05P2なら、排気量こそ大したことはないものの、取り付けもねじを3本止めるだけで簡単。
電気工事もいらないので、エアコンスリーブがあいている部屋に小さな換気扇を取り付けたい人にはお勧めです。
コロナやインフルエンザの関係もありますので、タバコを吸わない人でも、部屋の換気扇代わりにちょうどいいんじゃないかと思います。
追記:
タバコを吸う本数によっては、この小型ファンでは十分な換気がされないこともありそうです。
わたしはいま、8畳くらいの洋室でタバコを吸っているのですが、10分に1度くらいのペースで吸うヘビースモーカーレベルになると、やはり小型すぎる換気扇では十分な換気ができていないように感じます。
そうすると、
「やっぱリフォームしかないか・・・」
となってくるのですが、さすがにマンションでは自分の部屋だけ換気扇をつけてもらうわけにはいきません。
分譲マンションだったとしても、ベランダなどは共用部分ですし、そもそも構造を変えてしまいかねない工事は禁止されているんですよね。
そのため、天井に換気扇をつけるということは出来ず、煙が充満しまくったときなどは、ベランダのガラスを開けて換気せざるを得ないのですが、もしも一戸建てなどの場合はリフォームをしてもらったほうがいいだろうと思います。
ちなみに換気扇の取り付け工事の費用は、だいたい3万円~5万円くらいです。
換気扇の付いていなかった部屋に何度か換気扇を取り付ける工事をやってもらったことがあるのですが、
・取り付け工事:2万円前後
で、合計3万円~5万円くらいのことが多かったです。
もちろん、取り付けたい場所にもよりますし、外壁との距離も関係しますので、一概には言えません。
壁が木造かコンクリートかによっても工賃は違います。
それに、天井の構造によってはそもそも取り付け不可というケースもあるだろうと思いますが、換気扇が取り付け可能かどうかを調べてもらう意味合いも含めて、とりあえず見積もってもらうだけでもいいのではないかと思います。
そこでおすすめしたいのが、わたしも頻繁に利用しているリフォームの一括見積サービスです。
わたしはリショップナビをよく利用しています。
かんたんにいえば、希望している工事の内容をおおまかに書いて送るだけで、近所の優良リフォーム店をピックアップして紹介してくれます。
トイレにしろキッチンにしろ、現地調査しないと見積もりようがないので無料で来てくれます。
もちろん、見積もりをしてもらったからといって工事をしなくても何の問題もありませんし、今後使えなくなるなどのペナルティも一切ありません。
現地調査をしてもらうために一度は自宅に来てもらわなければならない手間はありますが、少なくとも怪しい業者が訪ねてくることは絶対ありませんので、
「こんな工事をやってもらったらいくらくらいかかるんだろう?」