ノートPCを買うなら、急いだ方がいいかもしれないというお話です。
それも、1月中に。
このブログでも、わたしが実際に買って使ってみた格安ノートPCをいくつか紹介しています。
主だったところでいえば、パソコン工房のレサンセシリーズ、ドスパラのクリテアDX、AspireのAS5349-F82Cなど。
いずれのPCもコストパフォーマンスが高く、特にパソコン工房の29800円のノートPCは圧巻。
日本の自作機メーカーが200万台突破記念を兼ね、気合を入れて市場に投入したと思えるだけのハイコストパフォーマンスでした。
同じ価格、同じスペックのAspire製のPCに比べても、明らかにキビキビ度合いが違っていて、パーツ選びでここまでパフォーマンスが変わるものなのかと驚いたくらいです。
メモリさえ増設すれば、メインマシンとして使ってもそん色ない性能。
1年たった今でも気に入って使っている格安ノートPCですが、もしもノートPCを購入する予定があるなら、今のうちに買っておかないと、ちょっと後悔することになるかもしれません。
というのは、2月以降は値上がりが予測されているからです。
実をいえば、ここのところ、PC全体の価格は上昇傾向にあります。
理由のひとつは円高。
パソコンを構成しているパーツは、そのほとんどが海外製品です。
ご承知の通り、政権交代後にアベノミクスと呼ばれる経済効果があがっていますが、円安になってくると、それだけパーツの調達コストがかかってくるわけでして、すでに昨年末ごろから格安PCの存在が危ぶまれています。
メモリの価格が10ドルだとすると、1ドル80円なら800円で調達できていたものが、1ドル100円になれば1000円になります。
同じものを手に入れるためのコストがあがってしまうわけで、そりゃ値上がりもするってことです。
円安というのは、円の価値が安くなるという意味ですが、円安にになれば日本の製品が割安にやってくるわけで、海外からの購入が増えます。
日本経済にとっては喜ばしいことなのですが、1ドル80円が1ドル100円程度まで回復すれば、輸入に頼っている製品群は、約26%ほど値上がりするということを意味しています。
もうひとつの理由は、キャンペーンの終了です。
マイクロソフトが長らくの間続けてきた、Windows8優待プログラムが、1月31日で終了してします。
今現在ショップに並んでいるほとんどの格安PCは、Windows8への優待アップグレートが可能なPCです。
ショップ側としても、今月で終了してしまう優待アップグレードが最後の書き入れ時となりますから、Windows7のマシンは早く売り切ってしまいたいと考えます。
つまり、このタイミングでセールに出されているモデルは、ショップとしてもギリギリの価格で販売している状況といえるのです。
しかし、優待価格でのアップグレートができなくなってしまったからといって、販売値段を下げるわけにもいきません。
そうすると、わずかな価格でWindows8にアップデートできるチャンスを逃してしまうので、今まで1200円で購入できていたものを正規料金で入手しなければならなくなります。
そうすると、結果的には2万円近く損することになるかもしれないというわけです。
ただ、価格よりも深刻な事情があります。
というのは、windows8マシンしか買えなくなってしまうこと自体が、リスクだからです。
Windows8は最新のOSではあるものの、インターフェイスの不人気からマイクロソフトのOS開発責任者が辞任を発表するなど、まだまだ過渡期のOSでもあります。
また、これはオカルトの類でしかありませんが、マイクロソフトがリリースしてきた歴代OSは、Windows98→windowsMe→Windows2000→WindowsVista→Windows7→Windows8という順番。
古くからPCを使ってきた方にとっては、なんとなく引っかかるところがあるかもしれません。
それに引き換えWindows7は非常に安定したOSで、しばらくは定番OSとして利用され続けるでしょうから、Windows8しか手に入れられないノートPCよりも、いざとなったらWindows7に戻せるノートPCを手にしておいたほうが得策だともいえます。
まとめると、
・円安でパーツの価格が上昇する
・Windows8への優待プログラムが終了する
・windows8マシンを安売りする必要がなくなる
ってなわけで、同じものを手に入れるのに2万円ほど値上がりする懸念があるというわけです。
もちろん、この手のデジタルデバイスは、買いたい時が買い時ですから、いま必要ではないという場合は、無理に買う必要はまったくないと思いますが、もしも今迷っていて、「もう少し値下がりするかも」と考えている場合は、ひょっとしてその目論見が外れる可能性があるかもしれませんので、なるべく早めにゲットしておくほうがいいかもしれません。
ちなみにパソコン工房の激安ノートPC、Lesance NB 7HP-P3538-SPは以下のバナーからたどれますが、わかりにくい場所にあるので注意が必要です。
ホームページに移動後、「ノートパソコン」のタブをクリックすると、「29,980円から選べる」というメニューが表示されます。
異常だった円高もすっかり落ち着いて、お祭り価格は終わってしまいました。
最安値のノートPCは37980円からと、フィーバー時からすれば8000円ほど値上がりしてしまった状態ですが、ハードディスクやCPUなども軒並み価格アップしている状況なので、仕方ありません。
メモリに至っては、倍くらいに値上がりしていることも珍しくないので、オールインワンノートPCで37980円という価格は十分にお値打ち。
Windows7を搭載しての価格なので、対性能のコストパフォーマンスは相変わらず国内最高レベルだと思いますので、おすすめです。
ナビゲーションメニューの、「即納パソコン」>「即納パソコン特価セール」とたどれば、レサンセシリーズの最安値モデルを見ることができます。
同じくドスパラは、ノートパソコンというメニューをクリックすると、液晶画面のサイズ別にラインナッが表示されます。