中古で購入したパナソニックのレッツノート、CF-Y7というシリーズがあります。
2007年~2008年頃に製造販売されていたものなので、2013年の今となっては、かなり古い機種です。
このころのレッツノートは大別して3つのラインナップがあり、
・12インチ&光学ドライブレスモデルのCF-T7、
・12インチ&光学ドライブありモデルのCF-W7、
・14インチ&光学ドライブありモデルのCF-Y7
となっていました。
それぞれのラインナップは、さらにハードウェア構成の違いによって細かな区分けがありますが、いずれも当時の販売価格はおおむね25万円~35万円とかなりの高級機種でした。
なにか良さそうなノートパソコンがないかとオークションを物色していたところ、8000円弱で買えそうだったので、調子に乗って2台購入しました。
ただ、最大のネックはハードディスクが初期化済みであること以上に、ハードディスクがSATA仕様であることです。
SATAといえば、2013年現在も主流の方式なので、むしろ喜ぶべきことなのですが、WindowsXPをインストールしたい場合は面倒が生じます。
というのは、WindowsXPが登場した当初には、存在しない規格だったからです。
このCF-Y7も、IDE形式からSATA形式へと時代が変わる過渡期にあったマシンなので、メーカーが用意したリカバリディスクを使わずにWindowsXPをインストールしようとなると、ちょっとした工夫が必要になります。
これはパナソニックのレッツノートに限った話ではなく、この時代に発売されたPCは同じような症状に見舞われることがあります。
たとえば、DELLのVostro1000シリーズなども同じです。
ドライバは後からでもなんとかなりますが、OSのインストール段階でハードディスクを認識してもらえない症状に見舞われると、なかなか厳しいです。
Windows7をインストールすることも検討しましたが、メモリが1.5BM程度ではさすがにWindows7だと厳しいということで、できればWindowsXPをインストールしたい。
そこで役立つのか、OSのインストールCDに好きなドライバやSPを組み込むことができる、nLiteというユーティリティ。
SATAのハードディスクにOSをインストールしたいものの、ドライバが不足してハードディスクを認識してくれないときに重宝するフリーウェアです。
ところが、WindowsXP SP3適用済みのDELLのリカバリDVDで試してみたところ、もともとSATAドライバが組み込まれていたようで、予想外にそのまますんなりとハードディスクを認識してくれました。
嬉しい誤算のおかげで、このままハードディスクをフォーマットして順調にOSをインストールは進行。
30分ほどでクリーンインストールは完了しました。
あとは、ハードウェア類のドライバですが、幸いなことに、パナソニックはメーカーがドライバを公開してくれていたので、なんとかひととおり認識させることができました。
クリーンインストールのコツとしては、まず最初にチップセットなど、おりハード側に近いものからインストールを進めていくことくらいです。
チップセット、有線LAN、無線LAN、モデム、ビデオ、サウンド・・・といった具合にインストールを進めていくと、ほぼ問題なくクリーンインストールは完了しました。
今となっては決して速いマシンではないのですが、Core2DUOの物理2コアのおかげか、動作はまずまずサクサク。
動画編集でもしない限りは、まだまだ現役でいけるかもしれません。
中古のノートPCを購入するときの最大の注意点は、ハードディスクのインターフェイスとリカバリ用CDの有無なのですが、手持ちのインストールディスクにSATA用のドライバが組み込まれていて、なおかつメーカーサイトでドライバの公開が行われているようなら、まぁなんとかなる可能性が大きいので、慣れている人には美味しい買い物になるかもしれませんね。
ただ、Windows7をインストール予定の場合は、ほとんど何もしなくてもほぼすべてのドライバが当ることも多いので、それなりにメモリが多い場合は、Windows7をインストールしてしまうのも手かもしれませんね。
追伸:
メモリを増設するつもりで、上海問屋からノート用の1GBのDDR2を購入しておいたのですが、、ご覧のとおり間違って買ってしまいました。
良く調べもせずに買ってしまったパナソニックのレッツノートは軽量化を図るためにMicroDIMMという、ノート用メモリよりさらに小さなメモリモジュールを使わないといけないみたいです。
仕方ないので、このメモリは増設する予定がなかったIBMのX60sに増設することにしました。