ドコモから発売されていたサムスンのスマートフォン、Galaxy S2(SC-02C)のUSBコネクタを自力で修理してみました。
突然、SC-02Cの充電ができなくなってしましました。
症状としては、USBに接続しても、接続・未接続を繰り返し続けて、一向にバッテリー残量が増えなくなってしまったのです。
ケーブルの問題や、電圧の問題も疑いましたが、PCに接続しても、USBコンセントに接続しても症状は改善しません。バッテリーの寿命も疑って新品の互換バッテリーを購入してみましたが、やはり症状は改善されないまま。
どうやら、接触不良を起こしているようで、充電が始まったかと思えばすぐに接続が途切れる状態になり、使い物にならなくなりました。
USB端子がガバガバになってしまっているからなのか、爪楊枝で端子を掃除してみても症状に変化なし。
仕方がないので、充電池だけを充電できるマルチ充電器も購入しましたが、やはりいちいち電池を取り外すのが面倒で、すっかり使わなくなっていました。
修理に出そうとも思いましたが、保証期間も終わっていますし、おそらく1万円くらいかかりそう。
1万円チョイで入手した端末にも関わらず、修理代に1万円もかけていたら、中古の端末が変えてしまうギリギリの値段だったため、しばらく放置していましたが、このUSBジャックのパーツだけが売られていることを知り、早速自力で修理しようと思い立ちました。
修理パーツの入手先は、スマートフォン関連のパーツを多数取り扱っている「MOUMANTAI」というショップ。http://moumantai.biz/
日本では発売されていないサードパーティ製のアイテムなども充実しており、以前からよく利用しているショップです。
SC-02Cで検索してみると、SC-02C用のコネクタパーツを見つけることができます。
値段は1,442円(税込)で、送料も無料なので、とりあえず購入してみました。
到着までは約3~4日ほど。
メール便の速達で送られてきました。
なかのパーツはほんとにこれだけ。ペラッペラです。
開封した中身はこれです。
この部分に該当するパーツですね。
さっそく修理を始めてみます。
まず、裏ぶたを外して電池を取り外します。
そのあと、ねじを回して開けていきます。
このねじはスター型になっているので、通常の+ドライバーでは回せません。
全部外すとこんな感じです。
あとは、この白いケース部分を開くだけなのですが、ツメがしっかりと刺さっているので、なかなか開くことができませんでしたが、なんとか開くことができました。
中身は所せましとパーツが配置されていますが、交換する部分だけを取り外します。
外し終わったら、新しいパーツに入れ替えです。
アンテナケーブルやコネクタを差しこんだら終了完了。
とりあえずこのままで電池をセットし、動作チェックを行います。
いちおう通電させることはできましたし、USBもしっかり認識できているようです。
あとは、フタを元に戻してねじ止めするだけで完了。
ということで、ここまでの作業は約10分。
白い中ブタを開くのが一番大変ですが、いったん開いてしまえれば後はらくちんです。
全体的な細かい作業になりますので、くれぐれもパーツに傷がつかないようにする必要がありますが、慣れれは1分もかからない作業です。
充電の不備もなくなり、ちゃんと充電・データ通信できるようになりました。
ちなみにこのSC-02Cは、USBジャック(充電やデータ通信に使う穴)の耐久性に問題なあるのか、ネットを探しても同様のトラブルに陥っているユーザーが多いようです。
あくまでも自己責任にはなりますが、修理に出すことを思えば交換パーツは安いですし、修理もそれほど難しいことはありませんでしたので、試してみるといいかもしれません。