対物レンズにプレパラートにカバーガラス。われわれが小学生だった頃の顕微鏡といえば、倍率もせいぜい30倍くらいで、顕微鏡をのぞきこみながらミドリムシやらボルボックスなんかを書き写すっていう授業をやったもんでございますね。
それは今の小学生でも変わらないんですが、いまどきはずいぶん便利というか、科学心をそそるアイテムが増えているようです。
そのひとつが、電子顕微鏡。
デジカメの進化で培われたCCDやら光学レンズの世界は、こんなところにも花開かせていたんですね。
身近なものを拡大して超ミクロな視点で見てみると「こんな風になってたんだ」という新鮮な驚きがありますが、それを写真にとって記録に残せるという点で、デジタル電子顕微鏡は大人が使っても面白いアイテムです。
なかでも、プロ用カメラ機器メーカーとしても有名なヤシカから発売されている「デジタル顕微鏡 DMS500」は秀逸。
「夏休みにワンランク上の自由研究を」というキャッチフレーズで、3.5型液晶モニターを搭載しており、最大で1600倍のズーム性能。
さらに、観察用ツールセット付きという、至れり尽くせりのセットです。
まともに使える機種の価格は3万円弱と、ちょっと値が張りますが、テレビゲームが欲しいというときには「アカン」と言いやすいんですが、「電子顕微鏡が欲しい」といわれれば、かなり迷ってしまいますね(苦笑)