光回線や高速なモバイル通信が全盛な現在でも、通信エリアの事情やサービス開始エリアの都合でADSLしか引けない環境は多いです。
最近はあまり派手なキャンペーンは無くなりつつありますが、ADSLも低価格化が進んでいるので、手軽にブロードバンド環境を手に入れようとすると、ADSLも非常に優秀な選択肢となります。
今回は、実家でもインターネットをやりたいということで、光回線や電力会社のFTTH、ADSL、ケーブルテレビなどを検討してみましたが、戸建て住宅のため、手軽さから考えるとADSLが一番だということに。
どうせなら一番お得なADSLのサービス提供会社を選びたいということで、あらためて探してみると、光回線やモバイル通信のキャンペーンほど派手なものはないにしても、いろいろと特徴のあるキャンペーンが開催されていました。
ADSLのキャンペーンを分類すると、
・キャッシュバックがある
・無料で使える期間がある
・利用料金が安い
の3つに分類することができます。
ちなみに、各種プロバイダーの代理店と思しき会社が提供しているADSLのサービスの場合は、2年間の縛りがあるなどの面倒があるため、今回の調査対象からは外しています。
まず、速度からいえば、中低速プランという12MBのプランがコストパフォーマンスが高いです。
ADSLの速度は、大別すると8MB、12MB、26MB、50MBがありますが、1MBあたりの金額換算で計算してみると、おおむね12MBのプランが最もコストパフォーマンスの高い速度になります。
12MBのプランを提供している会社はいろいろとありますが、知名度や安定性、馴染みの高さ、申込みの簡便さなどから総合的に判断すると、富士通系列か運営するニフティ、ソニー系列が運営するソネット、NEC系列が運営するビッグローブ、ソフトバンク系列が運営するヤフーBBの4社です。
それぞれ見ていきましょう。
まずはニフティですが、12MBでキャッシュバックが1万円となかなかお得なサービスが展開されています。
無料で使える期間は開通月のみとなっていますが、工事費用も無料なので、開通にあたっての初期費用がかからないところが嬉しいです。
クレジットカードの支払いしかできないADSLが多いのですが、利用料金を口座振替で支払える点も特徴です。
ソニーが運営しているソネットですが、12MBのプランを申し込むと、15000円のキャッシュバックが受けられます。
工事費ようこそ2000円強かかりますが、3ヶ月無料であることを考慮に入れると、こちらも非常にお徳です。
ずっと月1,974円!月額無料キャンペーンでさらにおトクな「So-net ADSL」
ビッグローブは、光系のキャンペーンしか行われていなかったため、今回はソネットのADSLを申し込むことにしました。
というのは、ソネット3か月分のADSL料金と15000円のキャッシュバックから工事代金を引いた金額がの合計が約18000円。
ニフティ1カ月分のADSL料金と10000円分のキャッシュバックが合計約12000円。
若干ソネットの方がお徳だったためです。
とはいえ、申し込む時期によって微妙にキャンペーンの内容は変わっていますので、どこのADSLが一番お得かは最新の情報を調べた方がいいと思いますが、光に比べて乗換の手間や敗戦のわずらわしさが少ないため、手軽でいいですね。
無料で使える期間が長いサービスを選ぶか、キャッシュバックの金額が大きいものを選ぶか、それともその両方か・・・ですが、NTT西日本とNTT東日本では工事料金の金額が微妙に違っていたり、工事費の負担の有無などもありますので、単純に比較するのは難しいですが、利用期間の縛りがない点や、大手の安心感などを考慮すると、やはりソネットか、ニフティのいずれかの選択の方がよさそうだと感じています。
ちなみにADSLは、NTTの回線を収容している場所からからの距離で速度が変わりますが、電話番号から距離や伝送損失を確認できるサービスが公開されていますので、参考になると思います。
NTT東:http://www.ntt-east.co.jp/line-info/consent.html
NTT西:http://www.ntt-west.co.jp/open/senro/senro_user_index.html
●ニフティ(富士通系列)の中低速プランのキャンペーン状況はこちら
【@nifty】光・ADSLお得なキャンペーン実施中!申し込むなら今!!
今のところ、両社の違いは、キャッシュバック少なめで初期費用安めか、キャッシュバック多めで初期費用が多めか・・・といったところです。
ソニー系列のソネット、富士通系のニフティのどちらを選んでも、プロバイダ(回線の販売元)が異なるだけ。回線の大元はイー・アクセスという通信会社を利用するので、回線品質や回線速度は全く同じです。
トータルでの差額はほとんどないので、状況をみてお得だと感じる方を選択するでOKです。