三菱レイヨンのクリンスイ浄水シャワーとさんざん迷ったのですが、今回は東レのトレシャワースリムをチョイスしました。
理由は、コストパフォーマンスです。
どちらのシャワーも使ったことがあるので、効果は互角だと分かっているのですが、クリンスイの脱塩素シャワーは、カートリッジの寿命が8000リットル。
一方のトレシャワーは、カートリッジの寿命が12000リットル。
約1.5倍の差があります。
ただし、交換用のカートリッジの値段は、東レが1個1500円。クリンスイは2個で2200円。
寿命だけで比較するわけにはいかないので、細かく計算してみると・・・
トレシャワーは、12000リットル÷1500円=1リットル当たりの脱塩素コストが8円。
クリンスイは、8000リットル÷1100円=1リットル当たりの脱塩素コストが7.2円。
どちらかというと、クリンスイの方がコストパフォーマンスがいいのですが、決定的な違いは、脱塩素機能のオン・オフができるかできないかです。
クリンスイの方は、手元にスイッチがなく、浄水のみしか出せないのですが、トレシャワーの方は、手元のスイッチで浄水と原水を手元で切り替えられるのです。
靴を洗ったり、風呂を洗うときは浄水である必要はないので、もったいないと思い、トレシャワーを選びました。
さて、実際に届いたものがこれ。
カートリッジは最初から取り付け済みのため、箱はコンパクトです。
裏面には説明書きがありますが、要は水道水の中に含まれる塩素を除去してくれるシャワーです。
塩素の除去率は99.9%。ほぼ100%ですね。
トレシャワーの最大の特長が、この切り替えスイッチ。
手元で簡単に切り替えられるので便利です。
押し込むだけの単純な仕組みなので、壊れにくいです。
こんな感じです。
うちのユニットバスには、変換用のアダプタなどを使わずとも、そのまま簡単に取り付けられました。
ほとんどのシャワーヘッドと交換が可能なので、よほど特殊なシャワーでもない限りは問題ないと思います。
実際に取り付けて使っているところが、こちらの動画です。
といっても、シャワーの動画なんて需要あるのかわかりませんが・・・。
水圧は家によって違うと思うので、あまり参考にならないかもしれませんが、原水から浄水に切り替えてもほとんど水量が変わらないので、シャワーヘッドを取り換えたことによる水圧への不満は少ないと思います。
で、実際の効果ですが、もうこれはハッキリわかります。
お湯を出すので、冷たい水よりもはるかに味の違いを感じやすいのですが、手元に切り替えスイッチがあるので、比較がすごく容易にできます。
原水のままのお湯を口に流し込んでみると、それなりに味がするのですが、浄水に切り替えて口の中に流し込んでみると、全く味がしません。
これほどハッキリと違いを体感できるのは驚きとともに、分かりやすいです。
もともと水道水が飲める国の数は12しかないと言われていますが、日本はそのなかでもかなり綺麗かつ安全な水の国。
そのため、原水でも体に不調を引き起こすほどの塩素が含まれているわけではないのですが、塩素だけでなく、古い水道管に含まれるさびなどの鉄分も除去されているようで、まったくの無味無臭になっていました。
比較してみるまでは、シャワーのお湯に味があることを意識することはなかったのですが、浄水と切り替えてみると、明らかに味が違うので、ビックリです。
で、実際に髪を洗ってみると、これまたすぐに効果を実感できます。
いつもどおりにシャンプーをしたり、洗顔をするだけなのですが、髪にうるおいが残っていることも分かりますし、顔がつっぱらないことも十分に実感できました。
通常、この手の浄水器はある意味「オカルト」的な効果をうたいうものが多いのですが、さすがは東レや三菱などが手掛けている製品だけあって、かなり分かりやすい形で効果を感じることができました。
逆に、ほとんど効果を感じられないという場合は、もともと塩素が含まれている割合が少なかったか、比較的肌が強い方だと思うので、それはそれでうらやましい限りなのですが、肌が弱い自分にとっては十分に効果的でした。
この脱塩素シャワーをつかうことによって得られたメリットのひとつは、フケが出にくくなったことです。
ほとんど何も感じていないようでも、シャワーにもそれなりに刺激があったからなのか、冬場はかなりフケが出る方なのですが、このシャワーで洗うようになってからは、ほとんどフケが出なくなりました。
フケ用のヘアトニックとあわせて使っていますが、かなり効果を感じています。
プールなどに通っている方や、髪の毛が細い小さな子どもにも効果的だと思います。
翌朝のくし通りがよく、パサついた感じがしないので、髪が整いやすくなりました。
自分としては、ここ最近に買った物の中では、かなりいい買い物でした。
これはなかなかのおすすめですよ。